このような悩みを持っていないだろうか。
・トレーニングギアの必要性が分からない。
・初心者にとって本当に必要なギアの種類と理由を知りたい。
・使い方や効果が分からない。
この記事ではこれらの悩みを解決する。
この記事の内容は以下のとおりである。
1.トレーニングギアは初心者に限らず重要であることを解説。
2.初心者におすすめのトレーニングギアを3つ厳選。用途と効果も解説。
この記事を書いている筆者は筋トレを5年間行っており、ボディビルダーを目指し研究と実践を繰り返している筋トレオタクである。またフィットネスクラブでの勤務経験があり、初心者のシェイプアップに成功した経験もある。このような筆者が読者の悩みを解決しよう。
トレーニングギアは初心者に限らず重要

フォームの安定
筋トレを継続して筋肥大を狙ううえで重要なことは、ケガをせずにゆっくりと負荷を高めていくことである。このためには自分に合った種目を選ぶこととケガをしないシステム(フォームや環境)をつくることが重要になるが、トレーニングギアは後者の点で筋トレに貢献する。なぜならフォームの安定に寄与するからだ。
例えばトレーニングベルトは体幹を安定させる目的で使用される。これにより動作中体幹を安定させるという意識にリソース割く必要がなくなるのでフォームが安定する。上級者でトレーニングベルトをあえて外しているヒトは外腹斜筋のコントロールが無意識にできるヒトである。
また人によってはレッグプレスやハックスクワットでトレーニングベルトを外すヒトがいる。これはトレーニングベルト巻くことでかえって骨盤の前傾が大きくなり体幹が不安定になるからである。
以上のことからギアを選ぶ基準はフォームの安定とケガの防止につながるかどうかに基づいている。初心者の場合は対象筋を無意識にコントロールすることが苦手なので、ギアを使うのが賢明である。
効率の上昇
筋肥大を目的とする場合には対象筋にできるだけ負荷を与えたい。トレーニングギアは対象筋以外の疲労を軽減する役割があり、その点で筋トレに貢献する。
例えば懸垂で腕が背中よりも先に疲れることは避けたい。このようなときにギアを使うことで手関節を安定させ腕の疲労を軽減できる。
初心者におすすめのトレーニングギア3選

初心者にギアを推奨する場合は、フォームの安定とケガの防止につながるか、筋トレの効率を上げるか、の2つを基準に選ぶ。
トレーニングベルト
トレーニングベルトを推奨する理由は体幹の安定につながるからだ。具体的にはベルトが外腹斜筋と同じ役割を担うことで、肋骨と骨盤が動作中に過度に動くことを抑制してくれる。
体幹の安定とは、肋骨ー骨盤が動作中過度に動かないことである。例えるなら体幹部分を土管のようにするイメージである。このためには骨盤をまっすぐにし肋骨を締める必要がある。肋骨と骨盤を安定させる筋肉に外腹斜筋があり、トレーニングベルトは外腹斜筋の役割を担うことで体幹の安定につながる。
一つ研究を示す。デッドリフトの骨格筋の活動量をベルト有り無しで比較した研究である。結果としてベルトをしない群では外腹斜筋の活動が優位に増加し、ベルトをした群では腹直筋の活動が優位に増加したことが報告された。他の複数の研究でもトレーニングベルト無しだと外腹斜筋の活動が増加し、ベルトありだと低下することが報告されている。
このことからトレーニングベルトが外腹斜筋の役割を補助することが分かる。
トレーニングベルトはウエストを基準に選ぶ。その際に腹直筋を閉めた状態をウエストの基準とする。息を吸って補足した状態では本来のウエストよりも細くなりすぎるからだ。
またトレーニングベルトを巻く際は軽く息を吸った状態を基準に巻くと良い。具体的には「はっ」と息を吐いた状態を維持できるようにベルトを巻く。息を吸って限りなくウエストを補足した状態でベルトを巻くと外腹斜筋を使いにくくなりかえって体幹の安定を欠く。
パワーグリップ
パワーグリップは引く動作で腕が対象筋よりも先に疲れることを防止する。手関節の安定を前腕に筋肉ではなくギアで行うから腕の疲労が少なくなるという理屈である。
パワーグリップは引く動作の効率を高めてくれるので優先度が高いギアになる。パワーグリップは手首の太さを基準に選ぶ。
ボルト

筆写はボルトをトレーニングギアとして初心者にお勧めする。なぜならマシンの加重の刻みを小さくできるからだ。これがゆっくりと負荷を高めることに貢献する。
マシンによっては重量の加重の刻みが大きい場合がある。例えば筆者の使っているジムではマシンの刻みが9㎏である。ライイングレッグカールでを32㎏で10回できた人にとって41㎏は重すぎで33~4㎏に挑戦したい。
このようなときにボルトを使用する。空いているピンに1.25㎏プレートを付けることで33.25㎏の重量をつくることができる。こうすることでゆっくりであるが確実に負荷を高めることができる。
ボルトはホームセンターで購入する。
筆者はM12の195㎜ボルトを使用している。この規格だとカバーの無いマシンに使用できる。ウエイトの周りにカバーがあるタイプだと250㎜くらい必要である。
最後に
この記事では初心者に限らずトレーニングギアが重要な理由とおすすめのトレーニングギアを解説した。トレーニングギアの選定及び使用は、フォームの安定とケガに繋がるか、効率が上昇するかどうかを基準に行う。
最後に筆者おすすめのトレーニングギアを紹介する。
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