食事と食べることを作業と感じる人の原因と対策

このような悩みを持っていないだろうか。

・食事を「義務的な作業」と感じてしまう。

・食べる意味が分からない。

 ・忙しくて食事を意識する時間がない。

この記事ではこのような悩みを解決する。

この記事の内容は以下のとおりである。

1.食事を作業と感じる理由を分析。

2.課題を解決する方法を提示。

この記事を書いている筆者は食事及び食べることを作業と認知した時期があり、その考えは現在でも変化していない。食事を作業と感じる原因を分析し施策を講じることで問題なく生活できている。

このように実際に食事を作業と感じている筆者が読者の悩みを解決していく。筆者は食事を作業と感じる読者の考えを否定する気はない。考えを矯正することなく現在感じる不安を解消するための提言を本記事では行う。

食事を作業と感じる理由を分析

意味が見いだせないタイプ

食事に意味が見いだせないタイプのヒトは食事に限らず「なぜ?」が気になり、疑問が腑に落ちないと行動に移せないタイプである。筆者もこのタイプであった。

具体的に言うと、アイスでも定食でも腹を満たせるのになぜ毎食アイスを食べてはいけないのか。なぜ野菜を食べないといけないのか。「健康に良い」、「バランスが良い」という理由は恣意的で納得できない。このようなことを気になりすぎしまう。結局納得することができずに食事をおろそかにしてしまう。筆者は10代のころに食事を摂取する意味が理解できずに過ごして栄養失調になった。

忙しすぎて食事に割く時間がない

このタイプのヒトは食事以外の有意義なことややるべきことの時間的制約が強く、食事に割く余裕がないタイプである。このようなタイプのヒトの多くは自炊をせずに毎食ファストフードで済ますとか、歩きながら食事をする傾向にある。最終的にはかまずに食べ物を飲み込み始める。

課題を解決する方法を提示

食事(meal)ではなく食餌(nutrition)と考えを変化させる

食事に意味を見出せないヒトは、食事ではなく食餌をとると意識を変化させると良い。なぜなら食餌は食事と異なり再現性の高い説明が可能だからだ。

意味を望む人は理由が曖昧だと行動しない傾向にある。そして世間的に主流である食事は文化的背景を含み、説明が恣意的になる傾向がある。

一方で食餌は栄養学や生理学といった再現性が担保されている分野を基に構築されるので説明が明瞭である。食餌として食べ物を捉えた場合、判断基準の恣意性が少なくなるのだ。

例えば「なぜ野菜を選ぶか」ということに対して、食事の面では「健康的に見えるから」、「先祖代々机を囲って…」などという説明になる。一方で食餌の面では「細胞壁を摂取することで消化吸収を遅くできる」、「アルカリ性食材を摂取することで臓器によるPH濃度調整の負担を軽減できる」「だからエネルギーを持続させたい時に50~100g摂取する」といった説明ができる。

後者の方が恣意性が低いため意味を望む人にとっては好ましい回答になる。このように食餌として食べ物を認識することで意味が明確になり必要な食べ物を必要なだけ摂取できるようになる。

料理という概念を捨てる

食事を作業と感じる人には料理ではなく加工を勧める。なぜなら料理と比較して時短だからだ。

例えば盛り付けを考えたり肉に会うソースをつくること、名前(親子丼、ピラフ等)のある形に加工することは料理である。料理の目的は味覚>栄養で、食事(meal)のためには必要だ。

一方でブロッコリーをゆでる(シュウ酸の除去)鶏胸肉を蒸す(生食の臓器への影響を軽減)といった行為は加工である。目的は食餌(nutrition)で栄養>味覚である。最悪咀嚼して水で流し込めば目的は達成される。

料理であれば摂取するまでに1時間かかるところを、加工であれば7分で済ますことができる。仮に忙しいヒトであっても、一日7分であれば時間を捻出できるはずである。

以上のことから食事を作業と感じるヒトは「料理しないと!」という考えを捨てよう。決めた食材を最低限食べられる形に加工(ゆでる、焼く、蒸すなど)するだけで良い。

おすすめは10合炊きの炊飯器を購入し一日に摂取する食材を投入する方法である。これならば食材を切る時間やキッチンに立つ時間を短縮できる。食材を測り1~2時間待ち、タッパーに入れて食器を洗うだけである。待ち時間に諸作業を行えば自炊にかかる時間は一日10分まで少なくなる。

最後に

本記事では食事及び食べることを作業と感じるヒトの原因を分析し、対策を提示した。この記事を読むことで読者が抱えた悩みが解決されたなら嬉しい。

食事を作業としてとらえる場合には栄養の理由を明確にしないといけない。筆者の記事のカテゴリー「栄養素」では食材や栄養素を生理学的に解説しているので理由付与の役に立つ。筆者のブログの性質上筋肥大に特化した内容になるが、栄養を最適化したい一般のヒトにも参考になる部分は多い。

食事を作業と捉えるヒトは実は筋トレとの相性が良い。実際筆者が筋トレを始めた理由の一つは「食事に意味を持たせるため」であった。自身の特性を筋トレに応用し様を考えたヒトはこちらの記事を読んでほしい。

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