【筋トレ】L-カルニチンの効果と摂取量を解説【脂肪燃焼】

このような悩みを持っていないだろうか。

・カルニチンがどのような効果を持つのか知りたい。

・カルニチンの効果を得るための摂取量やタイミングが知りたい。

この記事ではこれらの悩みを解決していく。

この記事の内容は以下のとおりである。

1.L-カルニチンの作用を解説。

2.L-カルニチンの摂取量とタイミングを解説。

L-カルニチンは筋肥大と健康に効果がある栄養素だ。なぜならそれが脂肪燃焼とテストステロン最適化に関係するからだ。

この記事を書いている筆者は筋トレを5年間行っており、ボディビルダーを目指し研究と実践を繰り返している筋トレオタクである。またフィットネスクラブでの勤務経験があり初心者のシェイプアップに成功した経験もある。このような筆者が解説しよう。

L-カルニチンの作用

脂肪燃焼効果

L-カルニチンの摂取は脂肪燃焼に寄与する。なぜならL-カルニチンは脂肪酸がミトコンドリア内に移動するために不可欠だからだ。

トリグリセリドから分解された脂肪酸は血管に輸送される。血管に輸送された脂肪酸は直接ミトコンドリア膜を通過することができないためL-カルニチンと結合し、複合体となることでミトコンドリア内に輸送されβ酸化を受ける。つまりL-カルニチンが不足するとミトコンドリアへの脂肪酸輸送効率が下がるのだ。

以上のことからL-カルニチンの摂取は脂肪燃焼に寄与する。

脂肪燃焼のメカニズムについてはこちらで解説しているので参照してほしい。

アンドロゲン受容体活性化作用

L-カルニチンを摂取することがアンドロゲン受容体の数を増加させることが研究で報告されている。

L-カルニチン酒石酸エステル(L-Carnitine Tartrate)とレジスタンス運動後の食餌摂取がアンドロゲン受容体とホルモン反応に与える影響を評価することを目的にした研究では、L-カルニチン摂取がアンドロゲン受容体の発現を増加させることが報告された。

https://journals.lww.com/acsm-msse/fulltext/2006/07000/androgenic_responses_to_resistance_exercise_.13.aspx参照。

被検者は10人の男性で、年齢22±1歳、体重86.3±15.3㎏、身長181±11㎝。スクワットを含むレジスタンストレーニングを1年以上経験している。実験参加12週間前にクレアチンを摂取していた被験者を除外している。

期間は21日でL-カルニチン酒石酸エステル(L-カルニチン500mg、L-タルトレート236mg)を朝食と昼食時にそれぞれ2カプセルを摂取するよう指示され、1日の総摂取量は2gとなった。

トレーニングは午前8時から10時の間に実施され、内容はスクワット、ベンチプレス、ベントオーバーロー、ショルダープレスの4種目を各10回×4セット、合計16セットインターバル2分である。

この研究で運動前1000㎎のL-カルニチン摂取によりアンドロゲン受容体が有意に増加したこと、レジスタンストレーニングによるアンドロゲン受容体の増加はプラセボ群でのみ観察できたこと、トレーニングの食餌(P15.29%、F28.66、C56.05%)摂取によって両群でアンドロゲン受容体が有意に増加したことが分かった。

以上のことから、L-カルニチン摂取がアンドロゲン受容体の数を増やすことが分かる。

摂取量とタイミング

L-カルニチンの作用と研究を勘案すると、空腹有酸素時に1000㎎の摂取が効果的である。なぜなら脂肪燃焼を促進するからだ。若しくはトレーニング前後に1000㎎の摂取が効果的である。

最後に

今回は、L-カルニチンの効果と摂取量を解説した。

L-カルニチンは脂肪燃焼とアンドロゲン受容体活性化に寄与する重要な栄養素だ。L-カルニチンは脂肪酸をミトコンドリアへ運ぶ働きがあり、摂取により脂肪燃焼が促進される。またL-カルニチンはアンドロゲン受容体の数を増やす効果があり、筋力トレーニングと併用することでその効果が高まるとされている。

この記事が読者の悩みを解決したならうれしい。

L-カルニチンは脂肪燃焼に関係する栄養素だ。脂肪燃焼を最適化する具体的施策に関してはこちらで解説しているので興味があるヒトは参照してほしい。

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